: 二重が消失する心配のない全切開法
埋没法の術後に重瞼線が消失した方や、幅の広い重瞼を希望する・上眼瞼の皮膚が厚い・眼窩脂肪が多いといった重瞼線が消失しやすい方には全切開法が適しています。

特に、皮膚の余り(たるみ)があるために単純に皮膚を折りたたむだけでは希望する二重を作ることができないまぶたは、全切開法を用いて皮膚を切除する必要があります。
: 切開法の二重が消えにくいわけ
切開法では皮膚を切開して皮膚とまぶたを持ち上げる筋肉(実際には筋肉の先端にある腱膜と呼ばれる薄い膜)を縫い合わせて連結させます。
● 皮膚を切開すると傷痕ができます。

術後一週間(写真左は抜糸後、写真右は抜糸前で糸が付いてます。同時に目頭切開)

術後二週間(傷跡は赤く残っています。)

術後6ヶ月、傷跡は目立たなくなりますが、消えることはありません。
そして、この傷痕は永久に無くなることはありません。同様に、皮膚と筋肉の間には傷痕と同じく瘢痕組織ができます。
この瘢痕組織は無くなることがありません。そのため、切開法で作った二重は消えることがまずありません。
▼埋没法の二重と切開法の二重はどう違うのでしょう?
切開法で作る二重まぶたと埋没法で作る二重まぶたにはどういった違いがあるのでしょう。
切開法でも皮膚を切り取らないで二重を作るなら、埋没法で作る二重と同じ仕上がりになります。
埋没法にしても、切開法にしても、まぶたの皮膚に折れ癖を付けて皮膚を畳むわけですから、出来上がりの二重に差はありません。

左写真:切開法 右写真:1針固定の埋没法。
ただし、埋没法で作った広い二重は年月がたつと消えてしまう心配があります。
切開法をお薦めする場合は、二重を取れにくくしたい時と上まぶたの皮膚にたるみや余りがある時です。
: 全切開法 症例
【全切開法症例1】
右側は一重まぶたの皮膚が目にかぶさっているため、奥二重のある左側より目が細くみえます。目が細いからと行って眼瞼下垂があるわけではありません。垂れ下がった皮膚の後ろではしっかりと眼瞼が開いた目力のある目です。
全切開法で上眼瞼の余った皮膚を3o取り除いて重瞼を作りました。この方のように眉骨がでていて目の彫りが深い瞼では、幅の広い二重を作ることが大変難しく、このような細めの二重になります。
術前蒙古襞のすそがハの字に外にはねていましたので、蒙古襞がいくらか残る目頭切開をミニZ法で、全切開法と同時に行いました。
【全切開法症例2】
3年前に埋没法を受けて二重にしてもらいましたが、上まぶたの皮膚が余っているため、重瞼線より睫毛側に皮膚のたるみが多くなり、目元がすっきりしません。
重瞼線をもっと低い位置に作れば、睫毛の上のたるみを解消することができますが、奥二重になってしまいます。
このように、皮膚が余っている方には全切開法で余った皮膚を取り除きながら重瞼にするのが適しています。重瞼線を睫毛縁から9oに重瞼線をデザインして、その上の皮膚を5o取り除きました。
しっかりと幅のある二重ができあがり、睫毛にかぶさっていた皮膚のたるみも取れました。埋没法のように重瞼ラインが取れる心配もありません。
【全切開法症例3】
右は奥二重、左は一重で目が細く、笑うと線のようになってしまいます。しかも、目の横幅も短くて、目頭は蒙古襞(もうこひだ)で隠れています。このような目はアイラインやアイシャドーを駆使しても目をぱっちり大きく見せることができません。
全切開法で皮膚を5o切除してはっきりとした重瞼にしました。目頭は控えめのミニZ法で蒙古襞が残るように切開しました。
目頭切開と全切開のコンビによって、目頭でぎりぎりかさなる重瞼になりました。目尻切開も同時に行っています。
【全切開法症例4】
もともと細い末広型の二重がありましたが、40歳を超して二重が狭くかぶってきて、アイメークが映えなくなりました。眼と眉毛も離れてきました。
全切開法で、平行型の重瞼になるように内側の重瞼幅を広くデザインし、上眼瞼の余った皮膚を6o切除しました。皮膚のたるみを取るだけで目力がアップしました。
目の下のたるみと、くまも同時に下眼瞼切開法で解消しました。
【全切開法症例5】
50代の男性。若い時は目がパッチリしていたのに、たるみのために二重が浅くなり、目尻もたれてきました。
急にくっきり二重になるのは抵抗があるというわけで、全切開法で皮膚のたるみを切除しながら細い二重を作りました。眼と眉毛の間隔が狭まって凛々しい目元になりました。
目の下のたるみも同時に下眼瞼切開法で解消しました。
















